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武蔵野政治塾とは

About Musashino Political Academy

武蔵野政治塾は、
「議論」をしたい。
日本人は議論が苦手だと
言われてきた。
他人の言葉を聞くことで、
自分の考えを深めることの
重要性を再認識し、
互いに意見を交わす、
リアルな場所を提供したい。
「議論の復活」によって、
止まっている政治の再出発を
目指したい。

「政治塾」とありますが、政治家の養成セミナーではありません。

武蔵野政治塾設立趣意書

破壊的な猛暑、観測史上最大の降雨量、 地球環境から知らされる人類の危機的状況の中で新型コロナウイルスがもたらした生活不安と社会不安、30年以上も停滞して既に先進国でなくなった経済、その間に形成された決定的な格差社会、そしてそれらがもたらした不寛容で抑圧的な日本社会、幸福とは程遠い国民の実感、政治がすぐに対処しなければいけないことはあまりにも多い。

改めて日本の政治状況を考え直してみよう。
2012年の民主党から安倍内閣への政権交代から既に10年が経とうとしている。
「アベ政治を許さない」の大きなスローガンはあったが、残念なことに許し続けてきた。
その本人が銃撃されることによって、眠っていた統一教会の政治や選挙への関与と言う大きな問題を置き土産にした。

2017年には多くの期待を持って出発した立憲民主党は、たちまち野党第一党とはなったが、 今年2022年の参議院選挙では、議席では野党第一党を保持したが比例区では保守補完勢力の日本維新の会に勝てなかった。

国民は今の生活に満足しているのか、これからの将来に大きな不安を感じないのか。
今の与党の「すべてをごまかしながら進める政治」を良としているのだろうか。与党補完勢力に投票することで鬱憤を晴らしているのだろうか。政権交代など全く望んでないのか。
悪夢の民主党政権などという言葉で、悪印象を植え付けられてしまって勘違いしているのか。

野党にとって今一番必要なことは、どうすれば反転攻勢のきっかけが掴めるのかということだ。それには野党およびそこに議席を持つ政治家、その関係者の一人一人の発言や行動の中に、秘められた責任感と多くの人が共感できる説得力が籠っていることが一番重要な条件になる。そのために、従来の論争や政策に対してけじめをつけて、野党の提示する日本の将来と取り巻く世界の関係を明確にすることを早急に求めたい。

この武蔵野政治塾では、個別の政治政策テーマとそれらの相互関係性を専門家の講師と全国からの多くの参加者によって徹底的に論議して、ぶれない方針を提案したい。
それをもって今の歪んでしまったそして停滞して動かない政治を国民の手に取り返す実践的な知の源泉としたい。
かつては広い平原の林が隈なく染まって、どこまでも続く原野だった武蔵野から、行き詰まりそうな日本の政治に復活の息を吹き込むことができるように。

2022年8月         武蔵野政治塾運営委員会